京都教育カウンセラー協会HPがスタートします
京都教育カウンセラー協会オンライン研修会を開催します
このたび、ようやくのことで、【京都教育カウンセラー協会HP】の全体像・輪郭がはっきり見えるようになりました。そして、このHPが広い世界に向けてデビューすることもできるようになりました。
ほんとうに嬉しいことです。
今後は、このHPが、単なる連絡媒体として機能するだけでなく、ゆたかな<ふれあい><リレーション>が生まれる場となることを心から願っています。
「ふれあいのあるところに悩みなし」「ふれあいのあるところに成長あり」は國分康孝先生・國分久子先生がいつも私たちに語ってくださっていた言葉や哲学です。
これらのことばの通りに、このHPを通して、ふれあい・リレーションが、具体的な形となって、人と人の間に、このHPを開いてくださった皆さまと私たちの間に、大きな実を結ぶようになることを心から願っています。
さて、私たち京都教育カウンセラー協会が、どういう経緯で、このHPの作成を決意し踏み切ったかについて少しお話をさせていただきたいと思います。
そもそも、私たちは、ずいぶん前から、京都支部HPの作成をしなければ・・・と思っていましたが、なかなか踏み切れないでおりました。しかし、突如として、新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるうようになり、2020年1月半ばより感染が大きく広がるようになり、あらゆる行事やイベントが中止になりました。
そして、ついに、2020年2月27日に新型コロナウイルスによる感染防止のために全国学校休校措置が発せられ、4月7日には緊急事態宣言が東京・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡に発せられました。さらに、4月16日には全国に拡大して緊急事態宣言が発せられて、町や通りや街角からも、公共交通機関からも、学校からも、会社からも、ひとの姿が消えました。
新型コロナウイルスは「飛沫」「接触」で感染し、「換気の悪い密閉空間で、近い距離で多くの人が会話する・会食する」等々が感染リスクを高めるということが繰り返し報道されるようになって、マスク・アルコール消毒薬が必需品となりました。しかし、すべての薬局・ドラッグストアの店頭からマスクも消毒薬も姿を消して、手に入れることさえできなくなり、誰もが感染不安に怖れ慄かねばならない時期がつづきました。
京都教育カウンセラー協会のHPをつくらなければ・・・という思いに駆られたのは、【人と人のふれあいそのものが感染源となる】というフレーズが、感染不安とともに、私たちの心に深く刻み込まれるようになり、感染することを怖れて、感染させる側になることを怖れて、人と近づくことを避け、あらゆる活動を自粛し停止せざるを得なくなったからでした。
新型コロナウイルス感染が始まってからすでに8ヶ月が経過しました。相変わらず感染不安は続いていますが、2020年6月より学校再開となり、短いながらも夏休みに入り、再び8月後半より2学期授業が再開となりました。
そうした今年8月のお盆過ぎのある日、私は、同じエレベーターに小学生4年生くらいの男の子と乗り合わせました。わたしは、つい親しみを込めて、「もうすぐ2学期は始まるのかしら?」と話しかけました。もちろん二人ともマスクをしていましたが、その男の子は「答えようかな?答えない方がいいのかな?」というように身をよじらせながら、もの凄く苦しそうな表情をしながら、ひと言も言葉を発することなくエレベーターを降りていきました。
その男の子は、「人と接触すること」「近い距離で会話すること」が新型コロナウイルスの感染リスクを高めるということを繰り返し注意されていたのでしょう。「よく知らない人から話しかけられることは感染リスクを高める」という注意も受けていたのでしょう。そのために、その男の子はその教えを守って、迷いながらも、返事をすることなくエレベータを降りていったのでしょう。
話しかけた私が間違っていたようです。私が、その男の子が学んでいたルールに違反をして話しかけてしまったために、その男の子を苦しめてしまいました。たいへん反省しています。
でも、この体験をとおして、ふれあい・リレーション・会話そのものが忌避され禁止される事項になっているということを、実感させられました。そして、改めて、異常な事態に陥っていることを実感させられました。この体験をして以来、私は、2m以上離れていないかぎりは、ビニールシートで防御されていない限りは、話しかけてはいけないということを学びました。 しかし、このような異常事態はいつまでつづくのでしょうか。異常事態が早くに終息することをひたすら願うばかりです。
さて、話を元にもどします。
私たちは、2020年7月4日に「ひとまち交流館」の第3会議室において、久しぶりに対面での役員会を開催いたしました(もちろん2mの距離をおいての役員会でしたが・・・)。
この会議では、「新型コロナウイルス禍での京都教育カウンセラー協会の今後の活動について」「京都教育カウンセラー協会の私たちが取り組むべきこと」についての話し合いをいたしました。
その会議を通して、<オンライン研修会を開催すること>と<京都教育カウンセラー協会HPを立ち上げる>ことが決まりました。
その日からほぼ7週間余が経ちました。この間に、オンラインZoom研修会の開催に向けて、その準備がスタートしています。 2020年9月12日(土)にオンライン研修会の開催を予定していますので、詳細を確認してご参加をいただきたいと思っております。
また、京都教育カウンセラー協会HPについても作成がスタートしました。
まったくの白紙状態からの出発であり、手探りの状態から出発でありましたが、少しずつですが、具体的な姿があらわれるようになりました。
このHPは、まさに成長の過程の中にあります。まだまだ未熟な状態にありますが、<京都教育カウンセラー協会らしいHP><京都教育カウンセラー協会にふさわしいHP>として育っていくことを願っております。
このHPがゆたかに育つには、京都教育カウンセラー協会メンバーからの意見・感想・参加・協働があって、スクラップ&ビルドを十分に繰り返していくことが大切になると思っています。
そして、このHPを開いたら・・・ <こんなことに出会えた><こんな発見があった><こんなことを知ることができた><こんなことが分かった>等々が生まれること、そうした意見・感想・参加・協働がたっぷり詰まっているHPになることが、現在の願いです。
そのためには、京都教育カウンセラー協会メンバーの皆さまの愛情あふれる参加・協働があることが鍵になります。
京都教育カウンセラー協会メンバー全員が参加し協働することによって、<充実した内容のHP><京都教育カウンセラー協会らしいHP>となることを願いつつ、2020年8月末のごあいさつとさせていただきます。
2020年8月28日
新型コロナウイルス感染の終息する日を願いつつ
皆さまのご健勝を心から願いつつ
京都教育カウンセラー協会代表 吉田博子