■代表あいさつ

■代表あいさつ

 ふれあいを大切にした活動を目指して」

 

京都教育カウンセラー協会(KECA)は、2024年度より新しい体制となり、新たな一歩を踏み出すこととなりました。私自身も、新しく代表に任命され、その責任とやりがいを実感しているところです、KECAの役員とともに、より充実した活動を目指していきます。

現代社会は先行き不透明であり、子どもたちを取り巻く状況も複雑です。グローバル化や急速な情報化、技術革新、少子高齢化などの社会の変化が、子どもたちの閉塞感を募らせ不安を引き起こしています。特に、近年急増するいじめや不登校などの問題は、多くの子どもたちの苦しさや生きづらさを、象徴しているかのように見えます。

このした状況にあって、KECAは教育カウンセリングの考え方を大切にして、活動しています。教育カウンセリングとは、ふれあいと自他発見を大切にし、子どもたちの発達課題を乗り越えることを非言語や言語のコミュニケーションを通して援助する「育てるカウンセリング」です。私たちは、この教育カウンセリングの理論や技法を生かして現代社会における教育課題に対処し、子どもたちの発達を支援していきたいと考えます。

KECAは、「はんなり、ほっこり、自分らしさを大切に」というモットーのもと、本年度はジェネリックSGEワークショップをはじめ、年3回のアウトプット研修会を実施していきます。これは、KECA役員が自分の持ち味を生かして企画運営する研修会です。また、夏季には年1回のインプット研修会も実施します。これは、現在の教育課題について研究されている研究者等を招いて、私たち自身が深く学ぶ研修会です。

KECAは、会員の自律性を尊重して支部活動を活性化させていきます。また会員相互のふれあいを大切にした参加型の研修会を実施していきます。これらの活動を通して、皆様とともに学び合い成長していきたいと願っています。研修会では、多くの皆様とお出会いできることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

 

2024年4月

京都教育カウンセラー協会

代 表   林 まゆみ